・総生産台数
・車体番号
・形式記号の読み方
・新車価格(GT−R)
・新車価格(GT−R以外 NA車)
・新車価格(GT−R以外 ターボ車)
・『GT−R』という名の由来
・BNR32特別グレード一覧

《 R32豆知識 No.001 〜総生産台数〜 》
皆さんR32GT−Rの総生産台数って知ってます?
実は43,934台です。
実に多くのRがありますね(嬉)
ちなみに、年式別生産台数は
1989年 | : | 4,555台 |
1990年 | : | 8,426台 |
1991年 | : | 7,081台 |
1992年 | : | 7,961台 |
1993年 | : | 6,204台 |
1994年 | : | 7,465台(10月迄の生産台数) |
タイプ別生産台数は
そして、記念すべき最終車体番号は
BNR32−314649
だそうです。
誰が持っているのでしょうか?うらやましい限りです。
[参考資料] |
GT−Rマガジン1994/000、(株)交通タイムス社、1995年発行 |
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.002 〜車体番号〜 》
今回はタイプ別の車体番号を覚えましょう。
これを覚えていれば、自分の(もしくはこれから買う)Rが、何台目に作られたのかが一発でわかってしまいます。(だから何?とか言わないで下さいね)
標準車 | : | BNR32−000051 〜 017466 BNR32−212001 〜
| (89年8月21日発売開始) (小変更後、91年8月から) |
ニスモ | : | BNR32−100001 〜 100560 |
N1ベース | : | BNR32−200000 〜 | (93年1月以前の試作車) |
VスぺTU | : | BNR32−300001 〜 | (91年1月から、標準車も含む) |
最終車体番号は
です。
[参考資料] |
GT−Rマガジン1994/000、(株)交通タイムス社、1995年発行 |
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.041 〜形式記号の読み方〜 》
エンジンルーム内のコーションプレートに書いてある記号は、「形式記号」と呼ばれ、そのクルマの素性が書かれています。
パーツの流用などで部品取り車を選ぶときに役に立ったりするので、覚えておきましょう。
【形式記号の読み方】
例:E−BN R32 SKXFCWCBSM
この形式記号は下記のように分かれます。
E | − | B |
N | R32 | S |
K | X | F |
C | WCBSM |
1 | | 2 | 3 |
| 4 | 5 | 6 |
7 | 8 | 9 |
≪形式記号詳細≫ |
1:排出ガス規制識別 | E:53年適合車 |
2:エンジン形式 | F:CA18i
H:RB20E、RB20DE、RB20DET
B:RB26DETT
E:RB25DE |
3:操舵装置 | 無記号:前2輪操舵
C:SUPER HICAS
N:全輪駆動+SUPER HICAS |
4:通称名 | S:スカイライン |
5:車体形状 | H:ハードトップ4ドア
K:クーペ2ドア |
6:車両仕様 | D:GXi
G:GTS、GTE
X:GTR |
7:変速機 | F:手動5速
A:自動4速
B:自動5速 |
8:エンジン仕様 | I:SPI
E:燃料噴射
D:DOHC燃料噴射
C:DOHCインタークーラー付ターボ |
9:その他 | W:パワーステアリング
L:サンルーフ
C:エアコン
A:フィスト型ディスクブレーキ
B:オポーズド型ディスクブレーキ
(アルミキャリパー対向ピストンブレーキ)
S:アンチロックブレーキシステム(ABS)
M:リミテッドスリップデフ(LSD)
V:オートスポイラー
T:サイドドアビーム
E:エアバッグ
Z:寒冷地仕様 |
[参考資料] |
オートメンテナンス、株式会社ニューズ出版、平成13年2月20日発行、145ページ |
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.042 〜新車価格(GT−R)〜 》
今回はR32GT−Rの新車の価格についてです。
(注)上記表のカッコ内の値段は1993年8月19日(R32からR33へのフルモデルチェンジ)以降の価格。
以外にも、N1が一番安かったんですね。
ABSやエアコン、オーディオなどが無いことを考えると納得しますが。
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.043 〜新車価格(GT−R以外 NA車)〜 》
今回はR32スカイライン(R以外のNA車)の新車の価格についてです。
グレード |
タイプ |
排気量 |
ミッション |
金額(万円) |
1989年5月 |
1989年8月 |
1991年8月 |
1991年10月 |
1992年11月 |
GXi |
セダン |
1809cc |
4AT |
149.7 |
← |
← |
← |
← |
GXi |
セダン |
1809cc |
5MT |
141.4 |
← |
← |
← |
← |
GXiタイプX |
セダン |
1809cc |
4AT |
− |
− |
153.7 |
← |
← |
GXiタイプX |
セダン |
1809cc |
5MT |
− |
− |
145.4 |
← |
← |
GTE |
セダン |
1998cc |
4AT |
179.4 |
← |
← |
← |
← |
GTE |
セダン |
1998cc |
5MT |
169.7 |
← |
← |
← |
← |
GTEタイプX |
セダン |
1998cc |
4AT |
− |
− |
202.5 |
← |
205.0 |
GTEタイプX |
セダン |
1998cc |
5MT |
− |
− |
192.8 |
← |
195.3 |
GTEタイプX・V |
セダン |
1998cc |
4AT |
− |
− |
− |
− |
212.1 |
GTEタイプX・V |
セダン |
1998cc |
5MT |
− |
− |
− |
− |
202.4 |
GTS |
セダン |
1998cc |
4AT |
200.1 |
← |
← |
← |
← |
GTS |
セダン |
1998cc |
5MT |
190.4 |
← |
← |
← |
← |
GTS |
クーペ |
1998cc |
4AT |
204.6 |
← |
← |
← |
← |
GTS |
クーペ |
1998cc |
5MT |
194.9 |
← |
← |
← |
← |
GTSタイプS |
セダン |
1998cc |
4AT |
214.1 |
← |
241.7 |
← |
244.2 |
GTSタイプS |
セダン |
1998cc |
5MT |
204.4 |
← |
232.0 |
← |
234.5 |
GTSタイプS |
クーペ |
1998cc |
4AT |
218.6 |
← |
246.7 |
← |
249.2 |
GTSタイプS |
クーペ |
1998cc |
5MT |
208.9 |
← |
237.0 |
← |
239.5 |
GTSタイプX |
セダン |
1998cc |
4AT |
− |
− |
227.2 |
← |
229.7 |
GTSタイプX |
セダン |
1998cc |
5MT |
− |
− |
217.5 |
← |
220.0 |
GTSタイプJ |
クーペ |
1998cc |
4AT |
− |
− |
232.2 |
← |
234.7 |
GTSタイプJ |
クーペ |
1998cc |
5MT |
− |
− |
222.5 |
← |
225.0 |
|
(注)上記表の金額の欄は、左から1989年5月/1989年8月/1991年8月/1991年10月/1992年11月時点の価格。
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.044 〜新車価格(GT−R以外 ターボ車)〜 》
今回はR32スカイライン(R以外のターボ車)の新車の価格についてです。
グレード |
タイプ |
排気量 |
ミッション |
金額(万円) |
1989年5月 |
1989年8月 |
1991年8月 |
1991年10月 |
1992年11月 |
GTS-t |
セダン |
1998cc |
4AT |
230.7 |
← |
← |
← |
← |
GTS-t |
セダン |
1998cc |
5MT |
221.0 |
← |
← |
← |
← |
GTS-t |
クーペ |
1998cc |
4AT |
238.7 |
← |
← |
← |
← |
GTS-t |
クーペ |
1998cc |
5MT |
229.0 |
← |
← |
← |
← |
GTSタイプM |
セダン |
1998cc |
4AT |
243.7 |
← |
270.8 |
← |
273.3 |
GTSタイプM |
セダン |
1998cc |
5MT |
234.0 |
← |
261.1 |
← |
263.6 |
GTSタイプM |
クーペ |
1998cc |
4AT |
248.2 |
← |
275.8 |
← |
278.3 |
GTSタイプM |
クーペ |
1998cc |
5MT |
238.5 |
← |
266.1 |
← |
268.6 |
GTS-4 |
セダン |
1998cc |
4AT |
− |
288.7 |
318.3 |
← |
← |
GTS-4 |
セダン |
1998cc |
5MT |
− |
279.0 |
306.1 |
← |
308.6 |
GTS-4 |
クーペ |
1998cc |
4AT |
− |
293.2 |
320.8 |
← |
323.3 |
GTS-4 |
クーペ |
1998cc |
5MT |
− |
283.5 |
311.1 |
← |
313.6 |
|
(注)上記表の金額の欄は、左から1989年5月/1989年8月/1991年8月/1991年10月/1992年11月時点の価格。
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.048 〜『GT−R』という名の由来〜 》
『 日産 スカイライン GT−R 』
言わずと知れた、日本を代表するスポーツカーの一つです。
ほとんどの方は、特に違和感無く『GT−R』と呼んでいますが、このGT−Rという名は、適当に付けられたものでしょうか?
もちろん、そんなはずはありません。R好きの方なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今回はそんな『GT−R』という名の由来についてです。
『GT−R』の『GT』の部分は、グランド・ツーリング(Grand Touring)の略です。
『R』の部分は、レース(Race)と、R380の2つの頭文字から取られました。
●グランド・ツーリング(Grand Touring)
グランド・ツーリングとは大旅行のこと。つまり本来、GTカーとは大旅行用の自動車のことを指します。
長距離を速く、快適に走破することができる運動性能、安全性能、居住性を持ち合わせた、ひときわ贅沢なクルマに与えられた称号とされていました。
ちなみにゲームにもなっているグランツーリスモ(Gran Turismo)は、グランド・ツーリング(英語)をイタリア語で言ったものです。
●R380
日産は、昭和39年にプロトタイプとして(プリンス)R380を製造しました。
R380は、昭和40年に谷田部で7種目・国内速度記録を達成。
翌41年、改良型R380-1で第三回日本グランプリにて総合優勝を果たし、二位にもR380が入るといった快挙を成し遂げた名車です。
[情報提供] |
日産お客様相談室
TEL : 0120-315-232 |
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》

《 R32豆知識 No.049 〜BNR32特別グレード一覧〜 》
今回から3回にわたり、GT−Rの標準車以外のグレードについて、簡単な説明と、そのグレード名の由来などを説明していきたいと思います。
(以前の豆知識「Rの移り変わり編」と合わせてご覧いただくと、スペックの違いなどの詳細がよりわかります)
まず今回は、BNR32の特別グレードについて。
そして「R32豆知識」ではなくなってしまいますが、次回はBCNR33、その次はBNR34の特別グレードについて説明したいと思います。
【BNR32】
■グレード その1■ V・spec(ブイ・スペック)
『V・spec』の『V』は、「勝利」を表す英語(Victory)の頭文字です。
(『V・specII』の『V』も同様の意味)
◆解説◆
V・specは、スカイライン グループAレース3年連続完全優勝記念仕様として作られたモデルです。
また、翌年生産されたV・specIIは、グループAレース4年連続完全優勝記念仕様として作られたモデルです。
ちなみに『spec』は、「仕様」を表す英語(SPECification)の略語です。
■グレード その2■ NISMO(ニスモ)
『NISMO』は、お馴染み ニッサン モータースポーツ インターナショナル(NISSAN MOTORSPORTS INTERNATIONAL)の略です。
◆解説◆
NISMOは、グループAレースに参加するための、車両公認を取得するために500台限定で販売されたモデルです。
グループAレースの参加条件は、連続する12ヶ月間に5000台以上生産された市販乗用車をベースに、その車両に改良を加え、年間500台生産すればエボリューションモデルとして車両が公認されました。NISMOの500台限定には、こんな意味があったのですね。
標準車からの変更点は、ニスモの指導で行われたことから、この名が付いたと言われています。
■グレード その3■ N1(エヌワン)
『N1』という名は、レースのカテゴリーの1つ「N1」から付けられました。
◆解説◆
N1は、量産車のノーマルカーをベースに競い合うレースのカテゴリー N1 に参戦するためのベース車両として作られたモデルです。
Vスペック登場後は、N1仕様もVスペックをベースとしたものに進化。ブレンボ製のブレーキングシステムなどに変更となった。
受注生産となっており、総生産台数は228台とニスモ以上の希少車。
■コンプリートカー、その他■
●AUTECH VERSION
4ドアのGTS−4をベースに、RB26DEというRB26DETTのブロックを使用するNA仕様のエンジンを搭載。
アルミボンネットやグリル、ヘッドライトはGT−Rそのものを使用している。ミッションはATのみで、快適に走行できるGT−Rと言ったコンセプトで作られている。
●S&S Limited Version
中古のBNR32をベースに、初代からスカイラインの開発の携わってきた櫻井眞一郎氏の率いる会社「S&S」が、リフレッシュ&モディファイを行い、2000年秋、32台限定、インターネットのみで販売。
販売開始から、わずか1分で完売。キャンセル待ちも80名いたとか。
●A’PEXi A450
BNR32を基本骨格として、チューニングメーカー「アペックス」がA450専用に開発したパーツをふんだんに使い、丸型テールすらも面影を残さないエクステリア。
エンジンは耐久性を重視したチューンだが、450ps、52kg−mというパワーで、270km/h巡航ができるという。
[情報提供] |
日産お客様相談室
TEL : 0120-315-232 |
|
NISMOお客様相談室
TEL : 0120-846-423 |
[参考資料] |
ハイパーレブvol.56 日産R32GT-R、
株式会社ニューズ出版、平成13年2月20日発行、50,147ページ |
| GT−Rマガジン1997/012、
(株)交通タイムス社、平成9年1月1日発行、8〜21ページ |
| I LOVE R32 SKYLINE GT-R、
株式会社ネコ・パブリッシング、2003年3月31日発行、36,37ページ |
[関連豆知識] |
≫Rの移り変わり<ニスモ> |
|
≫Rの移り変わり<Vスペック> |
|
≫Rの移り変わり<VスペックII> |
|
≫Rの移り変わり<番外編・N1> |
※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。
《 R32豆知識でした 》
|