豆知識〔エンジン/パワートレイン系〕    



【エンジン】
  ・パワーユニット RB26DETT
  ・ツインセラミックターボチャージャー
  ・大型空冷インタークーラー
  ・6連スロットルチャンバー
  ・プレス型ストレートマフラー
  ・ナトリウム封入中空エキゾーストバルブ
  ・直動式軽量インナーシム型バルブリフター
  ・シリンダーブロック剛性強化
  ・ステンレス鋳鋼エキゾーストマニホールド


【パワートレイン】
  ・電子制御トルクスプリット4WD/ATTESA E−TS
  ・ATTESA(アテーサ)は何の略?
  ・5速ミッション
  ・メカニカルLSD(リミテッド・スリップ・デフ)


   


《 R32豆知識 No.011 〜パワーユニット RB26DETT〜 》

今回から、しばらくはカタログに記載されている性能を紹介していきたいと思います。
まずは、エキサイティングにして官能的なGT−Rの心臓、RB26DETTをはじめ、エンジン周りについて紹介していきます。

【パワーユニット RB26DETT】

 「GT−R」復活の原動は、あくまでもこのRB26DETTエンジンである。
 ストレート6。2568ccツインカム24バルブ。インタークーラーツインターボ
 ターボチャージャーは、コンプレッサー側にギャレット製T3型、タービンにセラミックローターを使用したT25型を組み合わせたハイブリッドタイプとし、レスポンスの良さと全域での高い過給効率を両立している。
 2基のターボは同一方向に向けて配置され、エキゾーストを後方で1本に結合するレーシングタイプのレイアウト。排気干渉を抑え、レスポンスの向上を図った。
 このエンジンの潜在能力は凄い。第一級のレーシング・エンジンを目指し開発されたという点で、他の市販エンジンとは確実に一線を画す。
 パワーがある。レスポンスが素晴しい。そして、どこまでも飽和を知らない加速感。アクセルを踏めば、瞬時に加速する魅力のリニアリティ。
 そこには、ドライバーの期待値をはるかに超えた、圧倒的な走りの世界が存在する。

RB26DETTシステム図 RB26DETT
RB26DETTシステム図 RB26DETT

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

※ 御願い ※ 記載内容が間違っているようでしたら、ご指摘御願いします。

《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.012 〜ツインセラミックターボチャージャー〜 》

今回はRB26DETTの「TT」の部分である、ツインターボについてです。

【ツインセラミックターボチャージャー】

 タービン自体にセラミックを使用し軽量化を図るとともに、小径のタービンローターを採用し、回転部分の慣性モーメントを約40%も減らした。これによって、ターボチャージャーのレスポンスは画期的に改善されている。
 そしてこのターボチャージャーを2個装着したツインセラミックターボは、馬力の向上と同時に、低回転域からの鋭い立ち上がりを可能にする。つまり、スロットルワークに対して、常にリニアなレスポンスが得られるということだ。

ツインセラミックターボチャージャー
ツインセラミックターボチャージャー

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.013 〜大型空冷インタークーラー〜 》

今回は、タービンで過給された空気を冷やすための、インタークーラーについてです。

【大型空冷インタークーラー】

 ツインターボチャージャーで圧縮された空気は、このインタークーラーで冷却される。
 大型・大容量化により、空気の流れをスムーズにすると同時に、熱交換能力も高めた。さらに、多孔管タイプのコアを持つ新形状の採用で通気抵抗の低減を図っている。
 GT−Rは、この高効率インタークーラーを車両の最も冷える所に、マウントした。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.014 〜6連スロットルチャンバー〜 》

今回は、吸気量を調整するスロットルチャンバーについてです。

【6連スロットルチャンバー】

 量産車では通常、スロットルバルブ(絞り弁)は吸気流路に1箇所、スロットルバタフライが付いている。
 レスポンスにこだわった結果、このエンジンでは、インテークマニホールドのすぐ上、それぞれのマニホールドにスロットルバルブを設けるという、緻密なエンジンのメカニズムを採用した。
 これにより、スロットルバルブからシリンダーまでの吸気管長が短くでき、スロットルに対するシリンダー側の反応が俊敏になる。
 全開状態からの加速レスポンスのフレキシビリティ。スロットルをわずかに開きかけた時のレスポンスの立ち上り。GT−Rは、スロットル操作の微妙なリニアリティにも妥協せず、より人間の感性に近い性能を実現している。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.015 〜プレス型ストレートマフラー〜 》

今回は、大好評のRBサウンドを作り出す、マフラーについてです。

【プレス型ストレートマフラー】

 エキゾーストシステムには、超大口径φ70mmエキゾーストパイプと、プレス成型した上下2枚のシェルで構成した大容量プレス型ストレートマフラーを、センターマフラー/メインマフラーに採用。
 排圧の低減を図ることで、高回転での伸びを良くする一方、高出力化にも対応している。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.016 〜ナトリウム封入中空エキゾーストバルブ〜 》

今回は、燃焼済みのガスを排出するための排気バルブについてです。

【ナトリウム封入中空エキゾーストバルブ】

 排気バルブの中に金属ナトリウムを封入。
 金属ナトリウムは、常温帯では固体。高温域では液化状態となって、排気バルブ全体の熱伝導を高め、排気バルブの温度上昇を抑える。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.017 〜直動式軽量インナーシム型バルブリフター〜 》

今回は、バルブタペット(略してタペット)とも言われ、カムシャフトの回転運動を往復運動に変えてバルブに伝達する部品、バルブリフターについてです。

【直動式軽量インナーシム型バルブリフター】

 高回転でバルブサージングの限界を上げるには、まずカムが駆動しているバルブシステム全体の軽量化と追随性の向上を図る必要がある。
 そこで、小型・軽量のインナーシム型直動式バルブリフターを新開発した。  クリアランスを調整するシムを内側にセットし、この部分を徹底的に軽量化することで高回転化に対応している。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.018 〜シリンダーブロック剛性強化〜 》

今回は、RBエンジンは特に強いと言われているシリンダーブロックについてです。

【シリンダーブロック剛性強化】

 エンジンの高出力化に伴い、各パーツの剛性強化は、徹底してなされている。
 まず、ブロックとクランクシャフト。
 燃焼過程で受ける爆発エネルギーは、ブロックからヘッドを押し離そうと作用する。このエネルギーを受け止めるヘッドボルトのサイズをアップ。
 一方、エンジンとトランスミッションとの結合剛性、クランクシャフト、コンロッドなどの剛性も高めた。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.019 〜ステンレス鋳鋼エキゾーストマニホールド〜 》

カタログ記載の性能紹介シリーズ、エンジン周りについて最後の今回は、3つの燃焼室から排出される燃焼済みのガスを一つにまとめ、 ターボチャージャーに送り込む役目のエキゾーストマニホールド(略してエキマニ)についてです。

【ステンレス鋳鋼エキゾーストマニホールド】

 1000℃近くにも達する排温に耐え得る耐熱性と耐久性を両立する材質。新しい鋳造法による耐熱ステンレス鋼を開発した。
 この耐熱鋳鋼エキゾーストマニホールドとナトリウム封入中空エキゾーストバルブの組み合わせで、高速・高負荷域において、最適の空燃比に近づけ、効率的な出力を発揮する。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.026 〜電子制御トルクスプリット4WD/ATTESA E−TS〜 》

カタログ記載の性能紹介シリーズ、今回は、280PSのパワーを確実に活かしきるGT−Rの4WD。ATTESA E−TSについてです。

【電子制御トルクスプリット4WD/ATTESA E−TS】

 ATTESA E−TSは、基本的には後輪をベースに駆動し、走行条件に応じて前輪にトルクを配分する。そのために、後輪へは直結状態で駆動力を伝え、前輪へはトランスファー部で分岐させている。トランスファー部に組み込まれた油圧多板クラッチの押し付け力を変えることによって、前輪へ伝達されるトルクの大きさを変化させるのである。
 このクラッチを放した状態では、後輪駆動。クラッチを結合した状態では、リジッド4駆になる。この間を無段階に変化させている。
 さらに、このシステムには、前後4輪の車輪速度センサーと、横Gをアナログ的に検出するセンサーを付けている。これらセンサーからの信号入力を受け、コントローラーが油圧多板クラッチの圧着力を変化させて、前後のトルク配分を決定する。
 したがって、通常の後輪駆動状態から、後輪にかかる駆動トルクの増大で後輪のスリップ量が大きくなると、前輪へも駆動トルク伝達を行う。前輪へ伝達する駆動トルクの大きさは、横Gの大きさと前後輪の回転速度差に応じて変化する方式としている。
 例えば、アイスバーンのように、タイヤの摩擦係数μ(ミュー)の低い路面で、後輪のスリップ量が大きい場合は、前輪へのトルク伝達を増やす。ところが、ドライ路面でコーナリングしているような横Gが非常に大きい状態では、ホイールスピンしていても前輪へ伝達するトルクを余り増やさない。
 後輪側の駆動トルクを大きくし、かつ前輪の駆動トルクを小さく配分することにより、後輪をアクセルワークによって積極的にコントロールするキャパシティと、前輪の操縦性能を大きくとっている。
 前輪に駆動トルクをあまり伝えてしまうと、前輪の操縦性能に影響を及ぼすため、この時は前輪にトルクを出さないようにしたいからだ。
 さらに、ABS(アンチロックブレーキシステム)との総合制御も実現している。4輪それぞれに設けられた車輪速度センサーやGセンサーにより、作動タイミングをきめ細かくコントロールできるため、より自然な制動性能を確保している。
 急制動時には、4輪すべてに適切な割合でエンジンブレーキを割り振り、ブレーキ性能とアンチスキッド性も高めている。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)
[関連豆知識] ATTESA(アテーサ)は何の略?

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《 R32豆知識でした 》

   


《 R32豆知識 No.045 〜ATTESA(アテーサ)は何の略?〜 》

今回は、GT−R、GTS−4に搭載されているパワートレインの主要部、『ATTESA(アテーサ) E−TS』の正式名称です。

前半の ATTESA の部分は

 Advanced Total Traction Engineering System for All
 〔進歩した4輪全体のトラクション(摩擦)技術方式〕

後半の E−TS の部分は

 Electronic - Torque Split
 〔電子制御トルク分配〕

となります。

現行車では、エルグランド、グロリア、シーマ、スカイライン、ステージア、テラノ、レグラスに搭載されています。(2004年5月10日現在)

[情報提供] 日産お客様相談室
TEL : 0120-315-232
[関連豆知識] 電子制御トルクスプリット4WD/ATTESA E−TS

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.027 〜5速ミッション〜 》

今回は、エンジンの回転を変速させて、タイヤの回転力へ伝える役目のミッションについてです。

【5速ミッション】

 2速と3速にダブルコーンシンクロ(シングルコーンシンクロの約2倍の容量を持つ)を採用し、操作力の低減を図った。
 さらに、シフトレバーの操作ストロークを50mmと大幅にショート化するとともに、シフトレバーの取り出しをトランスファーの上部とし、自然なドライビングポジションとスポーティなシフトフィーリングを実現。
 シフト感覚の向上と同時に、クラッチ性能も高めている。強力なパワーと路面への伝達効率の高さに合わせ、圧着力の強いクラッチを設定しているが、ブースターの採用により重すぎることなく、GT−Rにふさわしい操作フィーリングを実現した。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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《 R32豆知識でした 》

   



《 R32豆知識 No.032 〜メカニカルLSD(リミテッド・スリップ・デフ)〜 》

通常のデフ(ディファレンシャルギア)の場合、左右どちらか一方のタイヤがスリップして空転してしまうと、もう一方の接地しているタイヤに駆動トルクを与えることができません。これを防ぐため開発された、LSD(リミテッド・スリップ・デフ)についてです。

【メカニカルLSD(リミテッド・スリップ・デフ)】

 不整路や左右輪のμが異なるような路面、限界コーナリング時の片輪の接地荷重低下による駆動力変化に対応し、最適なトルクスプリットを行なうのがリミテッド・スリップ・デフである。
 GT−Rは、後輪ディファレンシャルに、トルク感応型メカニカルLSDを採用。
 このメカニカルLSDは、回転数感応型ビスカスLSDにくらべ、駆動輪への入力トルク、つまりアクセル操作に感応し、ダイレクトに差動制限を行なうことができる。
 シャープなレスポンスと高いコントロール性という面で、GT−Rにふさわしいと言える。

[引用] SKYLINE GTR カタログ(1993年2月現在)

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