GT−Rへの憧れ    



私がR32のGT−Rに憧れるようになったきっかけは、突然起きました。

私は16歳の時に父親の反対を押し切り、中型二輪の免許(今で言う『普通二輪』)を取り、 その時乗りたかったバイク『カワサキ ZZ−R400』を買うため、近くのスーパーマーケットでバイトを始めました。

その頃はまだクルマに興味は無く、バイクに夢中でした。もしクルマを買うとしたら、当時「シティハンター」に ハマっていた私は、ミニクーパがいいかなぁくらいにしか思っていませんでした。

17歳になりバイトにも慣れてきた頃、バイトが終わったある日、スーパーの社長の息子さん(3歳くらい年上、通称マーくん)と話していて、 たまたまマーくんのクルマの話になり、乗せてもらうことになりました。そのクルマこそがR32のGT−Rでした。

その時、スーパーの近くの直線を、停止した状態から発進・加速してくれたのですが、その時の、シートに身体が押し付けられるような 今まで感じたことも無い加速に、私のクルマに対する考えが一瞬で変わりました。

『1トン以上もある鉄の箱が、何でこんなに加速できるんだ!!スゴイ!!まるでカタパルトで引っ張られているようだ!!』

と、本気で思いました。

クルマから降りたとき、凄まじい興奮と感動で脚が震えていました。

ここで、産まれて初めてクルマへの興味が湧くと共に、バイクへの思いが一瞬にして消え去ってしまいました。

さらに数日後、今度はマーくんと、その友人(32タイプM乗り)とで首都高に走りに行くことになったので、 同乗させてもらうことにしました。

いざ首都高を走りはじめると、私の中の常識ではとっくに壁にぶつかっているようなスピードで、首都高の狭く急なコーナーを次々と抜けて行きました。

私は、助手席に座りながら両足を突っ張り、左手はドアにある手すりを、右手はシートベルトをシッカリと握り、顔は引きつっていたと思います。

こんな思いをしたのは、小学校低学年で初めてジェットコースターに乗っけられた時以来でした。

そして私は、

『1トン以上もある鉄の箱が、何でこんなスピードで曲がれるんだ!!スゴイ!!まるで地面に吸い付いているようだ!!慣性の法則はどこに行ったんだ!!』

と、またまた本気で思い、『もうオレの人生はこのクルマしかない!!(←妻曰く、ただの勘違いだそうです)』と思いました。

こうして、2度の大きな衝撃を受けることによって、私はR32のGT−Rに憧れることになりました。


   

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